Effects of facial makeup on judgments of female leadership: An IAT study
Effects of facial makeup on judgments of female leadership: An IAT study
Tomohiro Arai,Hanako Ikeda,Keiko Tagai,H. Nittono
Abstract
ライトメークに比べてヘビィメークをした女性はリーダー シップが低いと判断されることが報告されている[1]。他方, 三隅[2]によればリーダーシップはM (Maintenance) とP (Performance) の2つのスタイルに分類できることから,ライ トメークとヘビィメークがリーダーシップ判断に与える影響 の差異はリーダーシップスタイルによって異なる可能性があ る。さらにEtcoffら[3]はヘビィメークに限り顔画像の呈示時 間が短い場合に比べ長い場合にネガティブな印象がもたらさ れることを明らかにした。したがって,ヘビィメークがもた らす相対的なリーダーシップ評価の低下は熟考的な判断時に 限られると推測される。本研究ではリーダーシップスタイル をMとPに分け,異なるメークタイプがリーダーシップ判断に 与える影響を検討した。加えて,熟考的/直感的な判断の影響 の有無を検証するために熟考的な判断を顕在評定,直感的な 判断を潜在連合テスト(Implicit Association Test: IAT) により測定した。 方法 参加者 健常な日本人女性35名(平均29.5±3.2歳)。本研 究の実施には資生堂グローバルイノベーションセンター研究 倫理審査員会の承認を得た。実験に先立ち参加者からイン フォームドコンセントを得た。 刺激 先行研究[4]から5名の女性の「素顔」「ライトメーク 顔」「ヘビィメーク顔」の顔写真を使用した。村井・猪俣[5] を参考に,リーダーシップスタイルMとPに関してポジティブ な性格とネガティブな性格を表す単語を5語ずつ,合計20語の 単語刺激(性格単語)を決定した。 顕在評定 PC画面左側に素顔を,右側にメーク顔を呈示し, 素顔と比較してメーク顔に対し画面上部の性格単語が表す印 象をどの程度感じるかを-10から+10までのリッカート尺度で 回答を求めた。ネガティブな性格に関する得点は逆転項目と して処理し,各リーダーシップスタイルに関して10語の平均 値を評定スコアとして算出した。スコアが高いほどメーク顔 がポジティブな印象を与えたことを示す。 IAT PC画面中央に呈示される顔画像または性格単語が左右 上部に呈示されるカテゴリー対のどちらに属するのかを判断 し,キー押しで反応を求めた。カテゴリー対は「素顔 vs. メーク顔」,および「ポジティブな性格 vs. ネガティブな性 格」であった。反応時間からGreenwaldら[6]のD2スコアを算 出した。D2スコアが高いほどメーク顔とポジティブな性格と の連合強度が強いことを表す。 分析 D2スコアと評定スコアについて,2 (メークタイプ:ラ イトメーク・ヘビィメーク) × 2 (リーダーシップスタイ ル:M・P) の2要因分散分析を行った。 結果と考察 顕在評定(Fig ure1 a) 分散分析の結果,メークタイプの
